SNSや本でよく目にする「FIRE(経済的自立+早期リタイア)」。
魅力的ですが、現実には多くの人にとって高い壁があります。
十分な資産を作るには、
- 年収が高い
- FIREするまでに年数がかかる
- 投資で安定的に増やせる
といった条件が必要。
特に40代から一気に資産を作るのは簡単ではありません。
でも、だからといって「自分の時間や心の余裕を諦めなければならない」わけではありません。
私はFIREができなかったので、生活費を大幅に下げ、完全在宅の仕事に切り替えたことで、月収12万円でも精神的にラクな暮らしを手に入れました。
完全なリタイアはできなくても、「働く量を減らしながら生活を回す」方法は十分あります。
“ゆるFIRE”とは?FIREとどう違うのか

本来のFIREは「もう働かなくても生きていける状態」を指しますが、私が実践しているのは「ゆるFIRE」。
ゆるFIREのポイントは、
- 貯金が少なくても始められる
- 完全リタイアではなく「負担の少ない働き方」へ移行
- 生活費を下げて働く時間を減らす
つまり、「お金を増やすより、必要なお金を減らして自由を増やす生き方」です。
月収12万円でも暮らせる生活費の組み立て方

完全在宅ワークに切り替えた私は、まず生活費の構造を見直しました。
家賃・住居費
- 実家暮らし(親と同居)で家賃ゼロ
通信費
- 格安SIM(約1,000円)+家の光回線のWiFiで通信費を節約
- スマホ端末はAndroidのセール品を使用
食費
- 外食は月1〜2回まで
- 自炊中心で、安くても美味しい食材をまとめ買い
- おやつは安い冷凍おやつ
保険
- 不要な保険は解約、必要最小限だけ残す
娯楽
- 動画や音楽、ゲーム、本は無料・低額サービスを活用
- 電子図書館、ブックオフをフル活用
これらを徹底した結果、2人と猫1匹で月12万になりました。
※お中元や母のお友達への贈り物などの母の付き合いや、家の修繕などがある場合にはこれ以上になるので貯金から出費しています。
完全在宅ワークの精神的メリット

通勤がなくなっただけで、毎日のストレスは大幅に減りました。
- 満員電車や人間関係のストレスゼロ
- 体調が悪い日も家で調整できる
- 家事や介護と両立しやすい
収入が低い分、納期や定時の業務の時間を守れば、空いた時間に休むこともできるので、精神的にも楽で、仕事を続けるのも辛くなくなりました。
ゆるFIRE的ライフ設計 3ステップ

ステップ1|生活費を“必要最低限+ちょっと贅沢”にする
我慢ばかりの節約は長続きしません。
私の場合は、コーヒーやおやつなど小さな楽しみは残しつつ、固定費を優先的に削りました。
ステップ2|働き方を生活に合わせる
完全在宅ワークは収入が大きくはありませんが、生活費が低ければ十分回ります。
まずは「生活費がいくらあれば暮らせるか」を知ることが大切です。
ステップ3|時間の余白を作る
仕事が終わったらすぐ自分の時間。
移動がない分、趣味や休養、家族との時間を増やせます。
月収12万円生活のリアルな数字 は こちらの記事(現在制作中)を参考にしてくださいね。
FIREできなくても幸せに暮らす道はある

私の場合、FIREのように巨額の資産はありませんが、
- 生活費を大きく下げた
- 完全在宅で働く
という2つの選択だけで、心の負担が軽くなりました。
FIREは無理でも、働く量と必要なお金をコントロールすれば、自分らしい暮らしは作れます**。
今日からできること
- 家計簿アプリで1か月の支出を記録
- 固定費(家賃・通信費・保険)を見直す
- 無理のない在宅ワークの選択肢を探す
これだけでも、生活の形は少しずつ変わっていきます。
私は「FIREできないから自由はない」と思っていました。
でも実際は、生活費を整え、在宅で働くことで、今までよりもずっと精神的に楽で自由な暮らしが手に入りました。
あなたも今日から、小さなゆるFIRE生活を始めてみませんか。